中国企業の資金繰り悪化と世界経済

こんにちは、FX三四郎です。昨晩からの豪雨で熱海市で土石流が起きたりと自然災害の被害が出ているようです。対象地域の方はお気をつけてお過ごしください。

さて、今日は中国経済の話です。先日の日本経済新聞に「中国企業、やまぬ資金繰り懸念 恒大集団の次は蘇寧」という見出しの記事が出ていました。

最近は中国企業の資金繰り悪化が目立つようになり、中国華融に信用不安が広がっています。不動産大手の恒大集団は資金繰りに目途をつけ、なんとか延命したようです。

しかし、実際の内情はどうなっているのか怪しいものです。公表されている数字の信憑性の問題がありますよね。

恒大集団の他には、蘇寧易購集団(スニンコム)もピンチのようです。蘇寧易購集団とは、中国の小売り大手で、日本人には馴染みがないですが、ラオックスの親会社といえば、分かりやすいかもしれません。

ラオックスは日本にある家電量販店です。私の実家の近くにもラオックスがあったのですが、何年か前に閉店したのを覚えています。それから、銀座に免税を売りにしたラオックスをオープン、大胆に路線変更したなと思っていたら、中国企業の蘇寧易購集団の子会社になっていたのです。

免税店なので、外国人観光客がメインの客層です。主に中国人が爆買いするお店となっていましたが、コロナ禍では集客も見込めず売り上げも大幅に落ちているでしょう。

恒大集団や蘇寧易購集団だけでなく、他の中国企業も財務状況は厳しそうなので、信用不安が市場に広がれば、世界経済への影響も大きいでしょうね。ただ、いまの自分には、どのような影響がどれくらいあるか等、予想もできないので、まだまだ勉強不足と言わざるをえません。

もちろん、日本経済への影響もあるでしょうし、為替への影響もありますよね。FXトレードをするうえで、そうした状況は理解できるようにならないといけないと考えています。

余談ですが、YouTubeで勉強がてら見ているのが、文化人放送局の渡辺哲也showです。政治や経済のニュースを知るのに役立ちます。中国の問題も取り上げられますし、ユニクロや楽天など日本企業の問題にも切り込んで話していますので、大変おもしろいです。

FXとは直接関係ありませんが、周辺知識として知っておくといいことばかりです。みなさんも興味がありましたら、YouTubeで渡辺哲也showをぜひチェックしてみてください。それでは、また次回!